皆様は【みどりの食料システム戦略】というものをご存じでしょうか。
地球温暖化等の環境問題や後継者不足など、わが国の第一次産業が抱える諸問題の解決に加え、
近年話題の「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて農林水産省が打ち出したのが、
2050年までに我が国が目指す姿とその達成に向けた取り組みを示した【みどりの食料システム戦略】です。
その目標の一つに「環境保全」にむけた『化学農薬使用量の低減』が掲げられています。
また、社会情勢の影響により、様々な農業資材の値上がり傾向が続いており、
生産コストをできる限り低く抑えたい! という方も多いかと存じます。
そこで、今回ご紹介したいのが「環境への配慮」と「コスト低減」の両方にアプローチできる害虫防除資材
アグリインセクトは、LEDライトの色によってそれぞれの害虫防除に効果を発揮します。
2022年8月末現在、〈赤〉〈黄緑〉〈緑〉の三色を展開しており、
〈赤〉はアザミウマ類、〈黄緑〉〈緑〉は夜蛾類に忌避効果があります。
防虫灯は様々なメーカーから発売されていますが、アグリインセクトは他社商品と同等の性能でありながら
価格は3~4分の1という低コストを実現しており、導入費用を安く抑えられます。
1反あたり4灯でカバーでき、1つの電源から最大12灯まで連結が可能です。
IP66~67相当の完全防水・完全防塵のため、ハウス内はもちろん露地でも使用にも対応しています。
↑アグリインセクト〈赤〉 吊り下げ設置の様子
実際に、アグリインセクトを点灯したハウスと点灯していないハウスに粘着トラップを設置したところ、
コバエ等を含めた害虫の捕虫数に目に見える差が発生しました。
↑LED点灯ハウスの方が、非点灯ハウスに比べ全体的に捕虫数が少ない
アグリインセクト〈赤〉は日中(通常、日の出の1時間前~日の入り1時間後まで)に点灯します。
※注意1 夜間に点灯すると、かえってアザミウマを誘因してしまいます。
※注意2 菊などの短日性植物に使用する場合、赤色光は生育促進・花芽分化に影響を及ぼすため、消灯前後で点灯時間の調節が必要になります。
アザミウマが「緑色」を認識するのを阻害し、作物を作物と認識できなくすることで、
作物にアザミウマが飛来するのを抑制します。
飛んでくるのを抑制することはできますが、
もともと作物に付いているアザミウマを追い払うことはできません。
防除効果を最大限発揮させるためには、LED設置前に一度薬剤防除を行い、
作物に付いている害虫を駆除してからLEDを設置することをオススメします。
SDGsへの貢献、生産コストの低減、害虫防除の省力化に向けた【減農薬栽培】の第一歩として、
防虫灯「アグリインセクト」の使用をぜひご検討ください!