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夏のセルトレイ育苗 ポイント総まとめ!

22.08.02

夏真っ盛り、うだるような暑さのなか、

ここ渥美半島ではキャベツ・ブロッコリーの播種が最盛期を迎えております。

 

そこで今回は、夏季のセルトレイ育苗においてご注意いただきたいポイントをまとめてみました。

発芽が悪い、苗の揃いが悪い、もっと元気な苗にしたい・・・とお悩みの方必見です!

 

 

 

①温度管理

 

まず注意したいのが【発芽時の温度】です。

 

キャベツ・ブロッコリーの発芽適温は20℃~25℃で、

30℃をこえると発芽率が下がりはじめ、35℃になると著しく発芽が悪くなります。

 

良好な発芽揃いとその後の健全な育苗のためには、

種まきから36時間はトレイを直射日光の当たらない風通しの良い所に置き、

30℃以下に保つようにしましょう。

 

温度が下がりにくい環境の場合は、適宜エアコンやスポットクーラーを使用してください。

特に、スポットクーラーは発芽が揃うためオススメです!

 

また、乾燥防止に被覆をする場合は、ビニールシートや毛布など熱のこもりやすい物の使用は避けましょう。

透湿・遮熱性があり、薄くて軽い「タイベック」の使用がオススメです!

 

 

 

 

②水管理

 

適切な温度管理に加えて、育苗期はシビアな水管理も求められます。

特に、播種直後~発芽まもない時期の【水のやりすぎ】に注意が必要です。

 

「高温」と「過潅水」が重なると苗が蒸れてしまい、下の写真のような「子葉の縮れ」を起こす場合があり、

その後の生育不良・生育遅れの原因となります。

潅水は苗の大きさに合わせた適切な量と頻度を見極める必要があります。

 

↑縮れた子葉

 

↑生育の遅れた苗(手前)

 

種には個体差があります。

条件の悪い環境に置かれても元気に育つ種もあれば、生育不良を起こしてしまう種もあるため、

可能な限りトレー全体の発芽揃い・生育揃いを良くするためには、

温度と潅水量を適切に管理し、どんな個体にも好条件な環境に整えてやることが大切です!

 

 

 

 

③薬剤防除

 

健苗育苗こそ、作物栽培の要。

最適な時期に最適な処理をすることが必須です。

 

当社で推奨する「育苗期オススメ防除」を参考に、病害虫から大切な作物を守りましょう!

 

◆播種時の粒剤(殺虫剤)処理

当社で実施した試験では、無処理の苗は播種から2週間後には6~7割が食害を受けていた一方、

播種時に粒剤を処理した苗は少ないものは1割程、多いものでも5割以下に被害が抑えられました。

◆播種後10日~14日(本葉が1枚~1.5枚)ごろの液剤散布

粒剤の処理に加え、より食害を小規模に抑えるためにも育苗期中頃から散布防除を開始しましょう。

盛夏期育苗では、高温による薬害の発生を避けるため、通常よりも薄めに希釈することをオススメします。

◆定植5日前ごろの潅注処理

本圃への定植に備え、害虫・病害予防のために潅注処理を行いましょう。

薬害を避けるため、土が極度に乾燥している場合は、一度潅水をしてからの薬剤潅注をオススメします。

 

 

 

 

④ガッチリ苗づくり

 

温度・水管理、薬剤防除により、作物に対する「マイナスの影響」を抑えることに加え、

より丈夫で元気な苗に仕上げる「プラスの要因」として、「シャープツー液肥」の施肥をオススメします。

 

当社オリジナル液肥「シャープツー液肥2-8-8」は、リン・カリ主体の液肥で、

リン酸は全量「亜リン酸」を使用しているため吸収・流転が早く、

目に見えるシャープな効き目を実感できます。

 

当社で実施した「夏季育苗時シャープ液肥潅注試験」の結果より、

シャープツーは徒長を防ぎ、根張りを向上させ、揃いの良いガッチリ苗に仕上げる効果が認められました。

↑無処理苗                  ↑施肥苗(根回りが良い)

 

 

以上4点、皆様のより良いセルトレイ育苗のご参考になれば幸いです!

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